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Eau de Vie
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歴 史 ・ ウ イ ス キ ー
い の ち の 水
ウイスキーの語源とされるゲール語の「ウシュクベーハ」、
ブランデーの語源とされるフランス語の「オー・ド・ヴィー」は、ラテン語の「いのちの水」を意味する
「アクア・ビテ(Aqua-Vitae)」の直訳とされています。
「いのちの水」は錬金術で用いられた言葉で、中世錬金術師たちはもっぱら鉛などの
非金属から黄金をつくることに没頭し、この作業には、
ウイスキーづくりには欠かすことのできない蒸溜機が使われていました。
ある日錬金術師のひとりが、非金属のかわりに醸造酒を蒸溜機にかけたところ、
かつて経験したことのないような強烈な酒を口にし、これを不老不死の錬金薬、
つまり「いのちの水」と名付けたといわれています。
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ブ ラ ン デ ー
ブランデーを最初に世界に広めたオランダの商人は、この酒をブランデヴァイン(Brandewijn)と呼んでいました。
ブランデとは英語でburnt(焼いた)、ウェインとはwine(ワイン)で、
ブランデウェインとは「焼いた(蒸溜した)ワイン」という意。これが後にイギリスで英語風に訛り、
ブランデー(Brandy)になったと言われています。
ちなみにフランスでは、ブランデーという言葉はあまり使われず、
オー・ド・ヴィー・ド・ヴァン(Eau-de-vie de vin)、つまりワインからつくった「いのちの水」と呼ばれています。
ブランデーは、有史以前の歴史をもつワインに比べて、比較的新しいお酒です。
そのはじまりについてはいろいろな説がありますが、文献によると13世紀の錬金術師で
医者のスペイン人、アルノー・ド・ビルヌーブが、ワインを蒸溜し、気つけ薬として珍重していたそうです。
この液体が後に「いのちの水(オー・ド・ヴィー)」と呼ばれ、広まっていくことになります。
そして16〜17世紀、ヨーロッパは寒波に襲われ、また宗教戦争の影響もあって、ワインの品質が落ちました。
主にオランダ人が輸入していたフランス・コニャック地方のワインも、長い輸送に耐えられず
酸っぱくなるということが頻繁に起こり、悩みの種でした。
結局、蒸溜して輸送することとなり、これが意外においしいと評判になって、
ブランデヴァイン(Brandewijn=焼いたワイン)→ブランデーとして普及していったのです。
また、フランスでは税制改定でアルコール度数に関係なく量に対して酒税がかけられることになり、
少量化で税が安く輸送も便利ということで、ワインの蒸溜に、いっそう拍車がかかりました
こうしてオランダの商人によって開発されたブランデーは、17世紀半ばには本格的な産業へと発展。
特にブランデーに適したワインが採れるコニャック地方は、ブランデーの銘醸地として有名になったのです。
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